森永乳業とビフィズス菌の啓発活動で協業 大正製薬

 大正製薬は16日、森永乳業とビフィズス菌の認知拡大や特徴の理解促進に向けて協業し、同日より20 代の社会人を中心としたコミュニケーション活動の共同プロジェクト「Bkins(ビーキンズ)」を開始すると発表した。
 同活動は、「腸活するならビフィズス菌」をキーメッセージに、ビフィズス菌の特徴への理解が十分ではなく日頃より美容や身体づくりへの意識が高い20代へのアプローチを目的とするもの。
 近年、大腸は全身の健康の要となっていることが明らかにされてきている。中でも、新生児から大腸に棲み、年代問わず健康に役立つ善玉菌の代表格であるビフィズス菌は、健康に有益な菌として各企業がさまざまな研究・商品開発を行っている。
 昨今では、自社商品への活用だけでなく、BtoB市場での販売も進んでおり、直近では、機能性素材の中でもビフィズス菌は、高い市場伸長率が予測されている。
 大正製薬と森永乳業は、ビフィズス菌のリーディングカンパニーとして、ビフィズス菌の研究開発に二社ともに取り組んできた。同プロジェクトに先立ち、両社で行った調査によると、腸の健康をケアする「腸活」が浸透してきたことにより、20 代~60 代男女のビフィズス菌の認知率は 84.9%におよぶ。
 一方、その特徴を知っている人は4割程度にとどまり、中でも20代が 32.0%と最下位となっている。ビフィズス菌は年齢とともに減少することが明らかにされており、自分のために食や素材にまつわる選択を意識するようになる20代からの理解促進が大切だと考えられるが、健康課題に直面しにくい世代であり素材への興味関心が低いため、二社それぞれの啓発活動の中でもアプローチの難しさが課題であった。 だが、近年、「容」」や「プロテイン」などへの関心を通して、美容や健康促進目的の行動が高まってきている。こうした背景から、「腸活」を通じてビフィズス菌やその特徴を20代の社会人を中心にもっと知って貰うため、大正製薬と森永乳業が協業した新プロジェクト「Bkins」の実現に至った。同活動では、「腸活するならビフィズス菌」をキーメッセージに、日頃より美容や身体づくりへの意識が高い20代にアプローチするコミュニケーション活動を16日より開始する。
 20代に向けた「腸活」の大切さやビフィズス菌の特徴についての理解を啓発するため、7月16 日の意識調査結果の発表をはじめとして9月以降順次、SNS を中心に情報発信を行っていく。企画概要は、ロゴ、施策内容は次の通り

<企画概要>
「Bkins」は、ビフィズス菌の特徴への理解が十分ではない 20 代の社会人を中心として、大正製薬と森永乳業がコラボレーションをし、日々の食事や身近なトレンドと「腸活」およびビフィズス菌の関わりを表現しながら摂取の大切さに関する情報を発信する、啓発プロジェクトである。
 素材に少しでも親しみを感じて貰えるように「ビフィズス菌」の略称と、ひとりではなく皆で取り組むことをイメージして、「Bkins(ビーキンズ)」と名付けた。

<ロゴ>
ビフィズス菌を爽やかな青色のイメージカラーで表現し、健康課題に向き合いながらも自分らしい強さを表現するため、発色の良い青色・ 色を活用したタイポグラフィーで表現した。
 また、ビフィズス菌の代表的な形状の「Y」を、隠れ文字でデザインに入れている。

2.SNS
①YouTube
 真剣に筋力トレーニングに打ち込む層、ボディメイクを意識する層、体型維持やダイエットなどに取り組む層、各層ごとに人気のインフルエンサーの協力を得て、プロテイン摂取と腸活を両立する方法について発信していく。

②TikTok
 公式アカウントを開設し、1話完結型のショートドラマを発信する。TikTok Awards Japan 2022 を受賞するなど実績・人気ともに日本一のショートドラマクリエイターである「ごっこ倶楽部」に制作を依頼し、動画を楽しみながら、腸活やビフィズス菌にも注目したくなるような情報発信を行っていく。

③Instagram
 美容にも腸内環境が重要なため、ウェディング系メディアと連携して、プレ花嫁を対象に腸活やビフィズス菌についての情報を提供し、花嫁美容の状況をInstagramに投稿して共有していく。

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