認知症ケアのヒントが見つかる応援サイト開設  SOMPOケア

 SOMPOケアは7日、認知症ケアのヒントが見つかる応援サイト『あんな こんな』をオープンしたと発表した。同サイトは、認知症の人を家庭で支える家族が持つ悩みや困りごと、疑問に対し、同社が有する認知症ケアに対する独自手法に基づき社員が日ごろ考え実践している工夫、ヒントを公開して、家庭での介護を応援することを目的としたもの。
 今回開設された『あんな こんな』は、これまで同社が培ってきた認知症ケアに関する知見・ノウハウを社会に還元し、BPSDが生じる理由への気づきや、認知症への向き合い方へのヒントとなることを目指している。


 家庭で認知症のある人を介護する際に直面するあんな困りごとや、こんな悩みに対して、認知症ケアのプロの知見に基づいたあんなヒントや、こんな方法をわかりやすく紹介している。
 認知症のある人とどのように向き合っていけば良いのか戸惑っている家族が、その人らしさに寄り添いながら、その人のペースに合わせて、負担なく介護を実践できるための情報を今後も随時更新し、広く公開していく。

『あんな こんな』サイトイメージ

『あんな こんな』サイトイメージ

 『あんな こんな』では、同社社員が利用者に向き合う中で日ごろ考え実践している、認知症のある人がより良い生活を営むために取り入れている身近な工夫やヒントを、入浴や就寝などのシーン別に、また自尊心や安心感など、その方の感情に寄り添って紹介している。また、参考となるヒントを見つけやすいように、カテゴリーによる検索機能を設けるとともに、チャットボット風の問いかけに答えることで、参考となるヒントへたどり着けるよう工夫している。
 わが国における認知症高齢者は年々増加しており、多くの人にとって認知症は身近なものになりつつある。SOMPOグループでは、“認知症に備える・なってもその人らしく生きられる社会を”のスローガンの下、認知症ケアはもちろん、認知機能低下を予防するためのサービス開発、認知症理解の啓発活動など、グループを挙げて認知症に関する社会的課題解決に取り組んでいる。
 グループにおいて介護事業を展開する同社は、長年にわたって認知症ケアに取り組んでおり、その経験から認知症のある人の日常生活で生じる行動面の困りごとや、強い不安など心理的な困りごと(BPSD)に対する同社独自のアプローチ手法「HECT(ヘクト)アプローチ」を考案し、それに基づく認知症ケアを実践している。

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