増収、当期純利益も増益 メディパルHD2024年3月期決算

 メディパルHDの2024年3月期決算は、売上高3兆5587億3200万円(前期比5.9%増)、営業利益473億3000万円(3.4%減)、経常利益645億7000万円(0.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益414億7400万円(6.9%増)となった。MP 売上高は、医療用医薬品等卸売事業で1061億2700万円(4.8%)、化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業で478億1400万円(4.3%)、動物用医薬品・食品加工原材料卸売等関連事業で400億6800万円(54.2%)の増収となり、全事業セグメントにおいて売上高は前期を上回った。
 売上総利益は、増収に加え売上総利益率が前期(6.68%)を上回る6.93%となり、223億5000万円(10.0%)の増益となった。売上総利益率は、前期に計上した一過性の新型コロナウイルス感染症ワクチンに係る関連収益の減少等による影響を、MP五協F&Cを連結対象としたことによる利益率向上により、前期から改善した。
 販売費及び一般管理費は、MP五協F&C及び東七を連結対象とした影響や事業投資費等が前期から増加したこと等により、239億9200万円(13.7%)の増加となった。
 また、MP五協F&Cの子会社化に伴うのれん・無形資産償却費を当期より販売費及び一般管理費に計上している。
 2025年3月期連結業績予想は、売上高3兆6600億円(2.8%増)、営業利益500億円(5.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益335億円(19.2%減)を見込んでいる。

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