レルゴリクス 特定地域の独占的開発・販売契約締結   大日本住友製薬

 大日本住友製薬は31日、同社連結子会社のマイオバント社とGedeon Richter社(本社:ハンガリー)との間で、開発中のレルゴリクス配合剤の子宮筋腫および子宮内膜症を対象とした米国以外の特定地域における独占的開発・販売ライセンス契約を締結したと発表した。
 独占的開発・販売ライセンス契約の対象となる地域は、欧州、ロシアなどの独立国家共同体、ラテンアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド。同契約に基づき、マイオバント社はGedeon Richter社より、契約一時金として4000万米ドル(約44億円)を受け取る。また、同剤の開発マイルストンとして最大4000万米ドル(約44億円)を、同剤の承認後には、 販売マイルストンとして最大107万5000米ドル(約120億円)および販売額に応じた段階的なロイヤリティを受け取る可能性がある。
 マイオバント社は、2020年3月に子宮筋腫に伴う症状の改善(中等度~重度)を適応症として、欧州医薬品庁(EMA)へレルゴリクス配合剤の販売承認申請を提出した。また、子宮内膜症に伴う疼痛を対象とし たフェーズP3試験(SPIRIT 2/SPIRIT 1)の速報結果を2020年度第1四半期に公表する予定である。

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