胆道がん治療薬「ペマジール」新発売 インサイト・ジャパン

 インサイト・ジャパンは1日、選択的線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)阻害剤の胆道がん治療薬「ペマジール」の販売を開始したと発表した。同剤は、経口のチロシンキナーゼ阻害剤で、本年3月23日に厚労省による国内製造販売承認を取得した。対象疾患は、がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道がん。
 ペマジール錠4.5mg製品概要は、次の通り。
 ◆販売名:ペマジール錠4.5mg
 ◆一般名:ペミガチニブ
 ◆効能・効果:がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌
 ◆用法・用量:通常、成人には、ペミガチニブとして1日1回 13.5mgを 14日間経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
 ◆製造販売元:インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社
 ペマジールの詳細は、製品情報ウェブサイトブサイト(https://www.incytebiosciences.jp/)で。

 インサイトアジア地域を統括するインサイト・ジャパンジェネラルマネージャー、ローター・フィンケ(M.D., Ph.D.)氏のコメント
 今回のペマジールの日本での販売開始により、新たな治療選択肢を、FGFR2融合遺伝子陽性で治癒切除ができない日本の胆道がん患者にお届けできるようになったことを大変喜ばしく思う。
 胆道がんは、治療が難しい希少疾患である。患者のアンメット・メディカル・ニーズにソリューションを見つけ出して提供することに注力してきた当社の日本でのコミットメントを実現した大きな一歩となった。
 インサイトおよびインサイト・ジャパンは、患者のアンメット・メディカル・ニーズに真摯に向き合い、我々の画期的な治療薬を必要な患者にお届けするため、これからも尽力したい。

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