第一三共は14日、ダトポタマブ デルクステカン(Dato-DXd/DS-1062、抗TROP2抗体薬物複合体[ADC])について、日本におけるホルモン受容体陽性かつHER2陰性の転移性乳がんに係る二次/三次治療を対象とした製造販売承認申請を行ったと発表した。
対象は、ホルモン受容体(HR)陽性かつHER2陰性(IHC 0, IHC 1+ または IHC 2+/ISH-)の手術不能または転移性乳がんに係る二次/三次治療。
同申請は、2023年10月開催の欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2023)で発表された化学療法の前治療歴の あるHR陽性かつHER2陰性の手術不能または転移性乳がん患者を対象としたP3試験(TROPION-Breast01)の結果に基づくもの。
同社は、HR陽性かつHER2陰性の乳がん患者へ新たな治療の選択肢を提供することで、日本のより多くのがん患者に貢献できるものと期待している。