2024年の一字は「達」 手代木功塩野義製薬会長兼社長CEOが2024年社内向け年頭所感

 手代木功塩野義製薬代表取締役会長兼社長CEOは5日、2024年社内向け年頭所感を発表した。内容は、次の通り。
 SHIONOGIファミリーの皆さん、新年明けましておめでとう。気温の変化が激しく、場所によっては雪、雨、風等の厳しい気象に遭われた方々もおられるかもしれないが、COVID-19で自由の利かなかった3年余りから、昨年5月の5類感染症への移行を経て、皆さんが総じて安らかな新年を迎えられたことを心より祈念している。
 さて、新しい年を迎えるにあたり、私たちの中長期を見据えた共通目標であるSTS2030 Revisionの達成のために改めて一段上の見方を持ち、何がベストなのかを新鮮な気持ちで考えていただきたいと思う。何故なら2023年は、2030年、あるいはそれ以降に向け、全体として良いスタートを切ることができたと考えているが、真の勝負は今年、2024年だからである。2024年は、2030年の成長に向けて進み始めた私たちSHIONOGIの「実力」が本物か、を示す一年である。
 STS2030 Revisionの達成のためには、私たちSHIONOGIが現在与えられているリソースを最大限に活用し、ステークホルダーの皆さんからの期待に応えることが重要である。私たちはもっとやれる。「ここはこういうふうに決まっている」と諦めて考えを止めてしまっている部分がまだまだあると思う。それらを一つひとつ壊し、チャレンジしていただきたいと思う。
 また、質、スピード含めた「決める」ことの重要性や、コンプライアンスとDE&Iが普遍の価値であることを、改めて認識する必要がある。さらに、持続的な成長を促進するために常に考え続け、自らを鍛錬していくことが求められる。
 これらのことを総合的に考慮し、2024年の一字は「達」にしたいと思う。元々は「道が通じる」、「通り抜ける」、というような意味のようですが、「成し遂げる(達成)」、あるいは「より高い水準に到る(達人)」、「ある地点に届く(到達)」と、まさに2024年に私たちSHIONOGIがグローバルに行わなければならないことばかりである。次へのチャレンジをどう捉えるかは自分次第。この状況を楽しんだ上で次のステージに到達し、更なる高みを目指していこう。

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