レケンビの皮下注射製剤 中国で早期アルツハイマー病初期療法に対する承認取得 エーザイ

 エーザイは3日、抗アミロイドβ(Aβ)プロトフィブリル抗体「レケンビ」の皮下注射製剤(SC-AI)について、中国国家薬品監督管理局(NMPA)より早期アルツハイマー病初期療法に対する承認を取得したと発表した。
 対象は、アルツハイマー病(AD)による軽度認知障害(MCI)および軽度認知症(総称して早期AD)に対する初期療法。
 同申請は、本年1月にNMPAに受理され、その後、優先審査に指定されていた。2026年度中の発売を予定している。
 「レケンビ」SC-AI は、自己投与可能なオートインジェクター製剤で、週1回2本(合計500mg)を投与する。同承認により、「レケンビ」による治療には、医療機関での2週に1 回の静脈(IV)投与に加え、新たに週1回の在宅でのSC投与という選択肢が追加され、治療中にIV投与からSC投与へ、あるいはSC投与からIV投与へ切り替えることも可能である。
 「レケンビ」SC-AIは、 IV投与と比較して投与に必要な時間を大幅に短縮する(1本当たり平均投与時間15秒)とともに、在宅での投与が可能になることで、患者やケアパートナーの通院負担が軽減し、外出や旅行の制約が緩和されるなど、ライフスタイルに応じた治療選択が可能となる。
 「レケンビ」による治療の利便性と柔軟性が向上することにより、治療の開始および継続に際してのハードルの低減が期待される。さらに、「レケンビ」SC-AI は、点滴静注キャパシティの確保や看護師によるモニタリングといった IV 投与に関わる医療資源の削減につながる。これらにより、AD 治療パスウェイ全体のさらなる効率化への貢献が期待される。

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