動脈硬化病変に伴う血栓性病変に新たな治療選択肢に

BDのグループ会社メディコンは23日、下肢動脈における動脈硬化病変に伴う血栓性病変の治療に用いる血栓除去デバイス「Rotarexエンドバスキュラーシステム」について、日本おける製造販売承認を取得したと発表した。
同製品は、国内初となる破砕・吸引一体型の血栓除去デバイスである。カテーテル先端に搭載した回転機構と吸引機構により、血栓の破砕と除去を同時に行うことを目的としている。
速やかな血流再開が求められる下肢動脈の血栓性病変に対し、新たな治療選択肢として期待される。
末梢動脈疾患(PAD)の中でも、下肢動脈の動脈硬化病変に併発する血栓性病変は、血流低下を引き起こし、血流再建が遅延した場合には、下肢切断や生命予後の悪化等につながる可能性があり、迅速な治療が求められる。
特に、外科手術による血栓除去や既存のカテーテルによる血栓除去治療の実施が困難な症例においては、血流の確保や症状の改善に向けた治療手段の拡充が求められている。
Rotarexは、カテーテル先端に搭載した回転機構と吸引機構により、血栓の破砕と体外への除去を同時に行うことを目的とした血栓除去デバイスだ。大腿膝窩動脈における動脈硬化性病変に伴う血栓性病変を対象としており、急性期の柔らかい血栓から器質化の進んだ弾力性のある血栓まで、様々な性状をもった血栓性病変への対応が期待される。
Rotarexは、欧州で1999年にCEマークを取得して以来、25年以上にわたり臨床現場で使用され、末梢血管病変に対する血管内治療の選択肢の一つとして活用されてきた。長年の使用経験を通じて、関連する情報や知見が蓄積されている。
メディコンでは、これらのグローバルでの知見を踏まえ、日本においては承認された使用目的・適応に基づき、市場導入に向けた準備を進めるとともに、医療従事者向けの教育活動や適正使用の推進を通じて、下肢血管疾患の治療に貢献していく。


