新規マラリア予防薬創出で長崎大学、MMVと共同研究契約締結 塩野義製薬

同研究はGHIT Fundに採択され約9億1000万円の資金提供受け実施

 塩野義製薬は13日、長崎大学およびMMV(Medicines for Malaria Venture)との間で、新規マラリア予防薬の創出を目的とした共同研究契約を締結したと発表した。同共同研究は、グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)に採択され、約9億1000万円の資金提供を受けて実施する。
 塩野義製薬は、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)の一つとして「感染症の脅威からの解放」を特定し、感染症のトータルケアの実現に向けた取り組みを進めております。当社は感染症のリーディングカンパニーとして、公衆衛生上の大きな課題である世界三大感染症(マラリア、エイズ、結核)、AMR(薬剤耐性)、COVID-19など幅広い感染症への対策に継続して取り組んでまいります。

 塩野義製薬・長崎大学・MMVは、新規マラリア治療薬および予防薬の創出を目的に、2023年3月より共同研究に取り組んできた。マラリアは、症状が急速に悪化するため早期治療が不可欠であるが、熱帯・亜熱帯地域といった流行地域では、医療アクセスや医薬品流通上の課題により適切な治療を継続できずに、重症化や死亡に至るケースが多く見られる。
 この課題を解決するためには、感染後の対応だけでは十分ではなく、感染を未然に防ぐ予防的アプローチが重要と考えられる。共同研究では服用者の利便性の観点から1回の投与で長期間にわたり予防効果が期待できる長時間作用型注射剤の創製を進めてきた。
 これらの取り組みの成果として、開発候補品(S-048133)の創出に至ったため、従来の共同研究の枠組みを拡大し、共同で前臨床開発に取り組むための新たな契約を締結した。
 塩野義製薬は、感染症のリーディングカンパニーとして、公衆衛生上の大きな課題である世界三大感染症(マラリア、エイズ、結核)、AMR(薬剤耐性)、COVID-19など幅広い感染症への対策に継続して取り組んでいく。

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