片頭痛発作の経口発症抑制薬「アクイプタ」 日本で発売 アッヴィ

 アッヴィは17日、片頭痛発作の発症抑制を適応とする経口カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体拮抗薬「アクイプタ」を同日から日本で販売すると発表した。
 アクイプタは、成人の片頭痛の予防治療薬として開発された 1 日 1 回経口投与の CGRP受容体拮抗薬である。CGRPとその受容体は、片頭痛の病態生理に関与する神経領域に発現する。
 片頭痛発作時には、CGRP濃度が上昇することが研究により示されている。アクイプタは、世界 60 か国以上で片頭痛の予防治療薬として承認されており、EUではAQUIPTA、米国、カナダ、イスラエル、プエ ルトリコでは QULIPTA)の製品名で販売されている。
 日本では、2026年2月19日に成人の片頭痛患者に対する片頭痛発作の発症抑制を対象に、国内における製造販売承認を取得した。また、2025年12月に片頭痛発作の急性期治療に関する製造販売承認を申請している。
 アクイプタが新たな選択肢に加わることにより、より多様な予防治療ニーズに応えることが可能となる。
 片頭痛は、世界中のあらゆる地域において10億人を超える人々に影響を及ぼしている。国内の疫学研究では15歳以上の片頭痛の有病率は8.4%と報告されている。
 片頭痛は50歳未満の特に女性において、世界で最も大きな社会生活への支障の原因であり 、経済活動に甚大な影響を及ぼす主要な要因でもある。
 片頭痛の主な症状は、中等度または重度の疼痛のある拍動性や片側性の頭痛で、悪心や嘔吐、光過敏、音過敏を伴うことを特徴としている。
 頭痛診療ガイドライン2021では、片頭痛発作が月に2回以上、あるいは生活に支障をきたす頭痛が月に3日以上ある患者では予防療法の実施検討が推奨されている。

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