武田薬品・エルアイ武田が合同入社式開催 

 武田薬品は1日、東京グローバル本社で2025年度入社式を開催した。今年は武田薬品28名、エルアイ武田7名の新卒新入社員が参加した。
 今年の入社式のテーマは、「DE&I」および「デジタルテクノロジー」。組織を超えて繋がり、一人ひとりが活躍するとともに、データ・デジタル&テクノロジーを活用し、新しい価値・体験を創造する会社となるべく、入社式のプログラムが組まれた。
 クリストフ・ウェバー代表取締役社長CEO(ビデオメッセージ)および宮柱明日香ジャパンカントリーヘッド / ジャパン ファーマ ビジネス ユニット(JPBU) プレジデントの挨拶の要旨は次の通り。

◆ウェバー代表取締役社長CEO

自分が関わる活動に情熱を注ぎ仲間と協力して常に最善を

 皆さんが、タケダに入社してくださったことを心から歓迎する。私たちは、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを存在意義として、日々の活動を行っている。私たちは、タケダの注力分野において、常に革新に挑み続け、より多くの患者さんに貢献することができるよう、アンメットニーズに対応し、患者さんの QOL向上が期待される新しい治療選択肢を提供している。
 また、患者さんへの貢献を達成するために、皆さんが活躍することのできるよう、従業員の成長に対しても投資を続けている。
 タケダには、1781 年の創業以来培われてきた価値観があり、1. 患者さんに寄り添い(Patient)2. 人々と信頼関係を築き(Trust) 3. 社会的評価を向上させ(Reputation)4. 事業を発展させる(Business)ことを日々の行動指針として、持続可能なビジネスを展開している。
 そして誰もがタケダの一員としてお互いをサポートし合い、理想的な働き方を実現しようとしており、ケアリング・リーダーシップが発揮される文化を誇りに思っている。タケダは、多様で包括的な職場作りも重視している。多様な視点と多様な背景を有する人々が共通の目標に向かって協力することで無限の創造力と革新性が解き放たれると信じている。
 タケダは、データ・デジタル&テクノロジーおよび AI の活用にも焦点を当て、今後世界をリードするデジタルバイオ医薬品企業となることを目指している。自ら主体的にキャリア形成を行っていただくと共に、日々の生活と業務のバランスをとり、ウェルビーイングな生活を送っていただくことを期待している。 かつて新入社員であったひとりの人間として皆さんへアドバイスするとしたら、自分が関わる活動に情熱を注ぎ仲間と協力し、最善を常に尽くしていただきたいと思う。そのような情熱は、会社を更に発展させ、世界中の人々の健康と輝かしい未来に貢献するという存在意義を達成するための大きな力になる。皆さんの輝かしいスタートと今後の成功を祈りたい。

◆宮柱明日香JPBUプレジデント

タケダの揺るぎない価値観を抱きつつ“変化を恐れず挑戦”

 タケダグループとして、武田薬品、エルアイ武田がともに働く仲間として、合同の入社式を実施することができ、喜ばしく思う。タケダは1781年に日本で生まれ、現在は約80の国と地域に拠点を持ち、多様なバックグラウンドを持つ従業員が、互いの違いを尊重しつつ患者さんに貢献するべく活躍している。
 私は「不易流行(ふえきりゅうこう)」という言葉が好きで、自分自身やタケダの姿と重ねることもある。タケダが240年を超える長い歴史のなかで社会に存在し続けられているのは、タケダの揺るぎない価値観を抱きつつ、何よりも“変化を恐れず、挑戦し続けている”ことだと考えている。これがタケダの強みである。
 現在、私たちは、「データ×デジタル×テクノロジー、AI」の力を活かし、さらなるイノベーションとなる新たな価値を世界中の患者さんへ届けている。一方で、急速に進化するこの時代だからこそ、私たちは人間らしさを忘れず、人間にしかできないことを考え、自分の役割、そして輝ける場所を見つけてほしいと思う。
 企業の競争力の源泉、そして持続可能なビジネスの実現のためには、やはり「ヒト」が財産である。タケダは皆さんの主体性に対し、惜しみなくサポートする。タケダの未来に向けて一緒に前へ進もう。本日は入社、誠におめでとう。

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