てんかん重積状態治療剤「ブコラム」 国内で発売  武田薬品

 武田薬品は10日、てんかん重積状態の治療剤「ブコラム口腔用液」(一般名:ミダゾラム)を発売し他と発表した。
 同剤は、けいれん性てんかん重積状態を発症した 18歳未満の患者に対してブコラムを頬粘膜投与した 2 つの国内P3相多施設共同介入非無作為化非盲検試験(NCT03336645 および NCT03336450)の結果を基に、本年2月に厚生労働省に製造販売承認申請を行い、9月25日に製造販売承認を取得したもの。
 ブコラムは、本邦初のてんかん重積状態に対する頬粘膜投与製剤であり、医師の指導に従い、家庭内など医療機関外でも投与可能で てんかん発作(てんかん性発作)とは、脳における、過剰または同期性の異常なニューロン活動による一過 性の徴候または症状と定義されている。
 てんかん発作が持続する場合や連続して発生する場合、文字通り発作の連続状態を意味するてんかん重積状態の危険性が高まる。国際抗てんかん連盟(ILAE)は、てんかん重積状態を「発作がある程度の長さ以上に続くか、短い発作でも反復し、その間の意識の回復がないもの」と定義。発作が5分以上持続する場合、速やかに治療を開始する必要があるとしている。
 初発てんかん重積状態の年間発症率は小児人口10 万あたり42人であり、日本の0~17歳人口から推計すると、年間約8000人の初発てんかん重積患者が存在すると推定される。
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 てんかん発作(てんかん性発作)とは、脳における、過剰または同期性の異常なニューロン活動による一過 性の徴候または症状と定義されている。
 てんかん発作が持続する場合や連続して発生する場合、文字通り発作の連続状態を意味するてんかん重積状態の危険性が高まる。国際抗てんかん連盟(ILAE)は、てんかん重積状態を「発作がある程度の長さ以上に続くか、短い発作でも反復し、その間の意識の回復がないもの」と定義。さらに、「発作が5分以上持続する場合、速やかに治療を開始する必要がある」としている。
 初発てんかん重積状態の年間発症率は小児人口10 万あたり42人であり、日本の0~17歳人口から推計すると、年間約8000人の初発てんかん重積患者が存在すると推定される。
 武田薬品は本年10月、ブコラムを、中枢神経系に注力するヨーロッパのスペシャリティ・ファーマのリーディングカンパニーであるNeuraxpharm社に譲渡した。譲渡完了後も、日本においては引き続き武田薬品が製造販売業者としてブコラムの取り扱いを担う。
 大中康博武田薬品ジャパンリージョナル&ニューロサイエンスビジネスユニット ヘッドは、「ブコラムは利便性と迅速な効果を有する新たな治療オプションであり、本剤を通じて、てんかん重積状態の治療に貢献していく」とコメントしている。

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