参天製薬は7日、能登半島地震で被災した能登工場の操業について3月より順次生産ラインの稼働再開を見込んでおり、3月中に全面再開にする予定にあると発表した。
同工場では、既に倉庫機能の稼働など工場機能の一部は、1月末より稼働を開始している。その他の機能に関しても、医薬品の製造管理及び品質管理の基準(GMP)に則った確認を経た後、3月より順次生産ラインの稼働再開を見込んでいる。
工場からの製品出荷については、1月下旬より順次再開している。医薬品の安定供給への影響を最小限にとどめるため、1月11日より、一製品(コソプトミニ配合点眼薬)の出荷量の調整を開始しているが、現状その他の製品についても概ね通常通りの供給を継続している。
参天製薬は、引き続き、医薬品の安定供給への影響を最小限にとどめ、少しでも早く医療機関に届けるよう、行政、業界団体、関連業者等と連携し、従業員の安全を優先・留意しながら、万全の対策を講じていく。