第一三共は28日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するオミクロン株XBB.1.5対応1価mRNAワクチン「ダイチロナ筋注」について、国内で追加免疫の製造販売承認を取得したと発表した。
本年9月に製造販売承認事項一部変更承認申請を行い、今回承認されたもの。同剤が特例臨時接種に使用されるワクチンとして位置づけられ次第、厚労省との供給合意に基づき、国産初のmRNAワクチンとして近日中に供給を開始し、2023年度中に140万回分を供給する予定である。
同剤は、冷蔵(2~8℃)での流通・保管が可能となるため、医療現場での利便性の向上が期待できる。