ストリーム・アイによる在宅緩和ケア支援新規事業「Home Care Base」開始 塩野義製薬

 塩野義製薬は16日、エムスリーとの合弁会社「ストリーム・アイ(本社:大阪市)が、在宅緩和ケア支援新規サービス「Home Care Base」の提供を12月より国内で開始すると発表した。
 Home Care Baseは、緩和ケアの専門家で構成されるバーチャル緩和ケアチームによる、デジタルプラットフォームを活用した在宅医療提供における医療従事者向けの支援サービスだ。
 在宅での緩和ケアに携わる医師や薬剤師、看護師が直面する複雑な課題に対して、緩和ケアの専門家が適切なアドバイスと解決策を提供する。
 日本では、人口減少と高齢化が急激に進展しており、高齢者が自宅や地域社会で適切な医療サービスを受けられる体制の整備が急務となっている。
 2024年度の第8次医療計画において、厚労省は在宅医療サービスの充実を促進している。この計画は、限られた医療資源を効率的に活用し、支援体制を確立することを重視している。Home Care Baseは、こうした社会の要請に応えられるものと期待される。
 塩野義製薬は、「新たなプラットフォームでヘルスケアの未来を創り出す」ことを SHIONOGI Group Visionとして掲げ、薬の提供にとどまらない未病から予後に至るヘルスケアサービスによるトータルケアを実現し、患者や社会の困りごとに対する包括的な解決に取り組んでいる。同サービスの提供開始により地域における医療資源の格差の解消を目指し、一人ひとりの患者に質の高い緩和ケアの提供に貢献していく。

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