新型コロナ拡大の今だからこそ「看護の心」「ケアの心」を  日本看護協会

 日本看護協会(所在地:東京都、会員:76万人)は12日、「看護の日」に際して、拡大が広がるコロナウイルス感染症の第一線で感染防止や感染者のケアにあたる看護職と、活動自粛などで不自由な生活を余儀なくされている一般市民に向けてのコメントを公表した。
  5月12日は「看護の日」で、その日を含む日曜日から土曜日までが「看護週間」である。「看護の日・看護週間」は、看護の心、ケアの心、助け合いの心の認知・普及のため、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなんで制定されたもの。
 今回出されたコメントは、“今だからこそ「看護の心」「ケアの心」を”  「看護の心をみんなの心に」は、30年前に「看護の日・看護週間」が制定されたときからのメインテーマだ。 新型コロナウイルス感染症対策で、国全体が、先の見通しのつかない不安から、様々なストレスを抱えており、自分の不安や怒りを誰かにぶつけたくなる時も多々あるかと思われる。
 だが、そんな今だからこそ、一人一人が看護の基本である「看護の心」「思いやり」「ケアの心」を持ち、互いを思いやれる生活ができることが、とても重要である。 看護の心をもつプロフェッショナルが、看護職で、自分の不安や、思うようにケアができないジレンマと闘いながらも、看護の力と笑顔をもって、それぞれの現場で日々戦っている。福井トシ子日本看護協会会長は、「ぜひ、国民の皆さまには、本日が看護職に思いを寄せていただく一日になることを願う」とコメントしている。

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