「8月4日栄養の日、8月1日~7日栄養週間2023」今年のテーマは「間食の、すすめ!」 日本栄養士会

 日本栄養士会(代表理事会長:中村丁次氏)は7日、「栄養の日(8月4日)・栄養週間(8月1日~7日)」について、今年の統一テーマを「間食の、すすめ!」とし、「栄養の日・栄養週間 2023」を開催すると発表した。
 同会では、全ての人びとの健康維持・増進の実現を目的に「栄養の日」および「栄養週間」を2016年に制定。“たのしく食べる、カラダよろこぶ”をキーメッセージとして、国民の栄養・食事の課題を解決するための活動を展開している。
  現代の日本は、様々な食の課題を抱えている。さらに、現代はライフスタイルが多様化し、毎日規則正しく、1日3食、バランスよく食べることが難しい人が少なくない。
 こうした食の課題を解決するための一つの方法として、「栄養の日・栄養週間 2023」では、間食のシーンから、管理栄養士・栄養士ならではの食べ方の工夫について伝え、一人ひとりにあった栄養と食事のあり方を提案する。
 “栄養の日”と“栄養週間”について楽しく学べる 「栄養の日・栄養週間 2023」特設サイトオープンし、テーマとなる「間食の、すすめ!」の解説や、動画で楽しく学べる市民公開講座、「管理栄養士・栄養士が教える間食まめ知識」「管理栄養士・栄養士が考えた間食レシピ」など、“栄養の日”と“栄養週間”について楽しく学べるコンテンツを提供する。
 「栄養の日・栄養週間 2023」の実施概要および内容は、次の通り。


【実施概要】
◆テーマ: 間食の、すすめ!

◆実施期間: 2023年8月1日~ 7日

◆「栄養の日」:8月4日

◆「栄養週間」:8月1日~ 7日

◆主 催:日本栄養士会、47都道府県栄養士会

◆特別協賛:Jミルク、ゼスプリ インターナショナル ジャパン、ヤクルト、明治、伊藤園

◆一般協賛:味の素、林原、日本即席食品工業協会

【実施内容】
①「市民公開講座」のオンライン開催

羽根田氏

 今年のテーマである「間食」や栄養について、リオデジャネイロオリンピック(2016年)カヌー銅メダリストの羽根田卓也氏などのゲストや専門家を招いて、楽しく学べるオンライン市民公開講座を開催する。

 様々な観点から「間食」を考える4つの講座は、8月4日に「栄養の日・栄養週間 2023」特設サイトで公開予定。

②「栄養ワンダー 2023」の実施

 「栄養ワンダー」は、「栄養の日・栄養週間」の期間中、全国の管理栄養士・栄養士の活動先で開催される栄養に関するイベントの総称である。各活動先の利用者や地域の住民に対して栄養に対する興味喚起を促すとともに、管理栄養士・栄養士の職能の認知と理解を広げること、さらには間食のシーンから管理栄養士・栄養士ならではの食べ方の工夫について伝え、一人ひとりにあった栄養と食事のあり方を提案する。
 イベントでは、栄養をたのしむコツをまとめた「栄養ワンダー・ブック」の配布や「栄養の日・栄養週間 2023」の協賛社協力による牛乳やキウイフルーツを用いた間食の提案も行われる。
・開催期間: 2023年6月24日(土)~ 8月31日(木)

・開催場所: 管理栄養士・栄養士の活動先 約2300か所

・参加管理栄養士・栄養士人数:約5900人

・対象者および対象者数:国民約24万5000人

③「栄養ワンダー・オンライン 2023」(SNSイベント)の実施
 「栄養ワンダー・オンライン」は、管理栄養士・栄養士が自身のSNS(インスタグラム)に栄養に関する情報を投稿、国民に向けて発信していくイベントだ。
 今年のテーマである「間食の、すすめ!」にちなんだ管理栄養士・栄養士ならではの「間食レシピ」や「間食まめ知識」に加え、昨年に続き作成したオリジナルバッジを活用した投稿も募集している。

「栄養の日・栄養週間 2023」オリジナルバッジ

 また、投稿された「間食レシピ」から、人気が高い作品を表彰するオンラインイベント「栄養ワンダー・オンライン」オブ・ザ・イヤーをあわせて開催する。SNSに投稿されたレシピを特設サイトに掲載し、閲覧者が気に入ったレシピを同サイトのボタンから投票するもので、得票が最も多い投稿を「栄養ワンダー・オンライン」オブ・ザ・イヤーとして表彰する。

④認定特定非営利活動法人カタリバとのドネーション(寄付)企画の実施

 厚労省主体に、産学官等が連携して進める「健康的で持続可能な食環境戦略イニシアチブ」では、日本が注力して取り組むべき主な栄養課題の一つに「経済格差に伴う栄養格差」を挙げている。
 日本栄養士会では、認定特定非営利活動法人カタリバと連携し、格差の中にある栄養と食事の問題に対して、「栄養の日・栄養週間 2023」を通じて、解決に向けた支援『スマイルリンクPROJECT』を実施する。
 「栄養ワンダー・オンライン 2023」において管理栄養士・栄養士によって投稿された「間食レシピ」や「間食まめ知識」、その投稿に対する“いいね”や“シェア”のアクションをスマイル(1スマイル=10円)として換算し、集まったスマイルの分、認定特定非営利活動法人カタリバへの支援とする。
 支援は、合計10万スマイルで最大100万円の支援を予定している。 https://www.nutas.jp/84/2023/smile-link/

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