7月24日に「今語られるiPS細胞誕生への道のり」テーマに第3回都医学研都民講座開催

 東京都医学総合研究所 は、7月24日に「今語られるiPS細胞誕生への道のり」をテーマとした一般向け都民講座をハイブリッド形式で開催する。参加費は無料。
 当日は、高橋和利京都大学iPS細胞研究所准教授、同研究所の宮岡佑一郎プロジェクトリーダーが講演する。都民講座の概要と参加方法は次の通り。

【都民講座の概要】
◆日時:7月24日(月曜日)午後2時30分から午後4時まで

◆開催方法:会場とWeb会議システム「Zoom」によるハイブリッド開催

◆演題1:「iPS細胞」=高橋和利京都大学iPS細胞研究所准教授 
[講演要旨]
 iPS細胞を使えば我々の体にあるすべての細胞を作り出すことができる。この能力を利用して、病気や怪我で失った細胞を補う再生医療への応用が進められていることを新聞やニュースでご覧になった人も多いと思う。
 一方で、iPS細胞がどのようにして開発されたかについてはこれまであまり紹介する機会がなかった。そこで、同講座では、100年以上前から続くiPS細胞につながる科学の歴史を振り返りながら、どのようにiPS細胞ができたかについて講演する。

◆演題2:iPS細胞誕生の衝撃=宮岡佑一郎東京都医学総合研究所 プロジェクトリーダー
[講演要旨]
 2012年のノーベル賞の対象となったiPS細胞が、再生医療を現実のものにしつつあるのは、ご存じの人も多いと思う。iPS細胞と言えばもちろん山中先生であるが、その山中先生の研究室で実際に実験を行って、iPS細胞誕生の瞬間をこの世で初めて見届けたのは、今回の演者の高橋准教授である。
 iPS細胞が発表された2006年、宮岡氏は学生であったが、当時世界中が受けた衝撃を宮岡氏も感じることができた。同講演で宮岡氏は、iPS細胞が生まれたときに、同氏から見えていた風景を回想し、いかに偉大な発明であったかを、参加者に伝える。

【参加方法】
◆定員540名(都医学研講堂:40名、オンライン:500名 事前申込、先着順、無料)

◆申込 
・会場での聴講者
往復はがき又はメールで申し込む(1通につき2名まで)。
 往復はがきは、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、2名希望の場合は同伴者氏名及び「第3回都民講座(対面式希望)」と記入の上、申し込む。返信用はがき表面にも郵便番号・住所・氏名を必ず記入すること。
 メールは、件名を「第3回都民講座(対面式希望)」とし、氏名(フリガナ)、電話番号及び2名希望の場合は同伴者氏名を記入の上、申込専用アドレス(tomin@igakuken.or.jp) まで。

・オンライン視聴者

ホームページ(https://www.igakuken.or.jp/public/tomin/2023/tomin03.html)の登録フォームより申し込む。

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