4月21日に、「知ってほしい!“糖尿病への誤解”シンポジウム」をオンライン開催 日本ベーリンガーインゲルハイム

 日本ベーリンガーインゲルハイムは、日本糖尿病協会との共催で、4月21日に、「知ってほしい!“糖尿病への誤解”シンポジウム」をテーマに、企業の人事に関わる人々や管理職、患者、医療従事者含む一般の人向けのオンラインシンポジウムをライブ配信する。参加料は無料。
 同市民公開講座では、第一部で日本糖尿病協会のアドボカシー委員会のメンバーである枚方公済病院内分泌代謝内科の田中永昭氏が、社会全体における糖尿病のスティグマの現状と課題、誤解の根拠を医学的な観点から講演する。
 第二部では、座長に清野裕日本糖尿病協会理事長、パネリストとして自身も2型糖尿病のある作家の室井佑月氏、各種健康課題に対する健康増進策に積極的に取り組み二次健診受診率の向上や労働時間の削減などの成果をあげている渡辺浩基キンコーズ・ジャパン社長が登壇。
 「糖尿病への誤解に対し、企業や周囲はどう対応すべきか」、それぞれの立場から見た意見をもとにパネルディスカッションを展開する。

 わが国では、糖尿病のある方と糖尿病予備群の人は合わせて約2000万人いるといわれている。その中で、糖尿病のある人で社会的偏見による差別=スティグマ(特定の属性に対して刻まれる負の烙印)にさらされている人は少なくない。
 糖尿病があるというだけで、社会的な不利益やいわれなき差別を受けることを、「糖尿病スティグマ」といい、一例として、次のような不利益を被るケースがあると言われている。

・生命保険や住宅ローンに入れない

・就職が不利になる

・たくさん食べると思われる

・怠け者だと決めつけられる

 スティグマを感じた人の中には、糖尿病であることを周囲に隠し、適切な治療の機会を損失することで重症化につながることがある。ひいては医療費が増加し、社会保障を脅かす、という悪循環に陥る事にも繋がる。
 個人から社会全体レベルまで、様々な影響を及ぼすことが危惧される。日本ベーリンガーインゲルハイムでは、糖尿病を正しく理解し、糖尿病に対する社会的偏見をなくすための活動として、啓発サイト「糖尿病への色眼鏡~その認識、色眼鏡(偏見)かも?~」を開設。
 日本糖尿病協会と協力して糖尿病疾患啓発 オリジナル落語動画「色眼鏡」を啓発サイトで公開し、糖尿病のある人がスティグマを受けず、疾患を隠さずに暮らせる社会にむけて活動している。オンライン市民公開講座の概要は次の通り。

【配信日時】
4月21日(金)18:30~19:40(予定)
※当日のライブ配信のみでアーカイブはない。

【プログラム】

第一部:講演
「糖尿病への誤解の実態」
枚方公済病院 内分泌代謝内科 田中永昭氏

第二部:パネルディスカッション

「糖尿病への誤解に対し、企業や周囲はどう対応すべきか」

<座長>

日本糖尿病協会 理事長
清野裕氏

<パネリスト>

作家 室井佑月氏

キンコーズ・ジャパン社長渡辺浩基氏

枚方公済病院 内分泌代謝内科 田中永昭氏

【事前登録制/参加料無料】
誰でもhttps://v2.nex-pro.com/campaign/52899/apply より開催日まで登録できる。

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