ウパダシチニブ 体軸性脊椎関節炎を対象としたP3試験で好結果  アッビィ

 アッビィは、ウパダシチニブについて、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎を対象としたP3試験(SELECT-AXIS 2試験)において主要評価項目と大部分の順位付け副次評価項目を達成したと発表した。
 この結果は、ウパダシチニブ(15 mg 1日1回)が14週時点で主要評価項目であるASAS40(国際脊椎関節炎評価会(ASAS)基準でベースラインから40%の改善)と順位付け副次評価項目の大部分を達成したことを示すもの。
 14週時にASAS40を達成した患者の割合は、プラセボ群と比較して、ウパダシチニブ群において有意に高く、ウパダシチニブ群で45%、プラセボ群で23%であった(p<0.0001)。
 SELECT-AXIS 2試験は、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎の成人患者を対象としてウパダシチニブの有効性および安全性を評価する初めての試験である。
 ウパダシチニブを投与により、背部痛や炎症などのX線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎の徴候および症状が軽減され、14週時点で身体機能および疾患活動性に改善が認められた。
 強直性脊椎炎疾患活動性スコア(ASDAS)で低疾患活動性を達成した患者の割合は、プラセボ群と比較して、ウパダシチニブ群において有意に高く、ウパダシチニブ群で42%、プラセボ群で18%であった(p<0.0001)。
 カナダ脊椎関節炎研究コンソーシアム(SPARCC)のMRIスコア(仙腸関節)のベースラインからの平均変化量はプラセボ群(0.57)と比較して、ウパダシチニブ群(-2.49)で統計的に有意な改善が認められた(p<0.0001)。
 患者による全背部痛評価では、14週時のベースラインからの減少がプラセボ群(-2.00)と比較して、ウパダシチニブ群(-2.91)で有意に大きいことが報告された(p=0.0004)。
 また、強直性脊椎炎の機能指標(BASFI)のベースラインからの平均変化量で評価する身体機能は、プラセボ群(-1.47)と比較して、ウパダシチニブ群(-2.61)で有意に改善した(p<0.0001)。

◆アッヴィバイスチェアマン兼プレジデントのマイケル・セヴェリーノ(M.D.)氏のコメント
 活動性でX線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎患者さんの中には、慢性炎症性の背部痛や身体機能の制限に苦しんでいる人がいる。こうした患者さんの多くは、身体機能と生活の質を改善する治療を必要としている。
 ウパダシチニブが、意義のある疾患コントロールを通じてこの疾患の徴候および症状を緩和する可能性があることに勇気づけられる。

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