バイタルデータの連携で健康行動改善や医療費最適化目指す オムロンヘルスケアとJMDC

 オムロンヘルスケアとJMDCは、24日より、オムロンヘルスケアが提供するスマートフォン健康管理アプリ「オムロンコネクト」とJMDCが保険者向けに提供しているPHRサービス「Pep Up」(ペップアップ)間のデータ連携を開始する。
PHRは、パーソナル・ヘルス・レコードの略で、個人の健康・医療・介護に関するデータを意味する。
 今回のデータ連携により、オムロンヘルスケア製の通信機能付き血圧計や体重体組成計、活動量計で測定したデータをPHRサービス「Pep Up」で利用できるようになる。
 はじめに、体重体組成計で測定したデータを連携し、今後データ項目は段階的に拡充していく予定だ。
 これにより、「Pep Up」を導入している健康保険組合等の保険者は、組合員である個々人がオムロンコネクトで測定したバイタルデータと健康診断の結果や医療費のデータの両方を用いて、特定保健指導等のサービスを実施しやすくなる。
 また、オムロンコネクトから連携されるデータが増えることにより、Pep Upユーザーは日々のバイタルデータを活用してよりパーソナライズされた指導やサポートを受けられる。
 今後、両社はJMDCグループが保有する医療データとオムロングループが保有するバイタル・活動データなどを組み合せて、パーソナライズされた生活者および患者の生活習慣改善支援ソリューションの創出に取り組んでいく。Pep Upおよびオムロンコネクトの概要は次の通り。

【Pep Upの概要】

 Pep Upは、JMDCが健康保険組合向けに開発・提供しているPHRサービスである。Pep Upユーザーにおいては、スマートフォンアプリ等の手元の健康診断の結果や医療費のデータから自らの健康状態に関する気づきを提供し、活動量計や様々な健康増進メニューによる意識変容や行動変容を促進している。
 また、保険者においては、紙や対面で実施してきた業務の負荷軽減に貢献している。
URL:https://static.pepup.life/products/pepup/

【オムロンコネクトの概要】

 オムロンヘルスケアが提供するスマートフォン健康管理アプリ。オムロンヘルスケア製の通信機能付き健康機器で測定したデータを転送すると、グラフやカレンダーで測定結果を確認すできる。
 服薬や飲酒などの生活習慣を血圧データと一緒に管理できる「かんたん血圧日記」や、過去1週間分の血圧データを家族などと共有できる「血圧お知らせ定期便」など健康管理に役立つ機能を搭載している。
 また、血圧計に加えて、心電計、体重体組成計、活動量計、体温計、パルスオキシメータなどで測定したデータを一括して管理できる。
URL: https://www.healthcare.omron.co.jp/smp_omronconnect/

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