MDSは5日、子宮頸がん予防を啓発するための「子宮の日」(4月9日)をきっかけに、子宮頸がん予防啓発キャンペーン『今できること、しなきゃ。』を14日より開始すると発表した。
同キャンペーンは、映画やドラマ、テレビCMで活躍中の女優 、桜井日奈子を起用し、10代~20代の女性、およびその家族に向けて、テレビやオンラインをはじめとする各種媒体を通じて展開する。
子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部にできるがんで、日本では、毎年1万人以上が新たに子宮頸がんと診断され、年間約2900人が亡くなっている。
また、子宮頸がんは、20代~30代の若い世代でも罹患する疾患である。早期発見できれば、命や子宮を守れるが、就労や結婚、出産、子育てなど、女性にとって大きなライフイベントを迎える時期での発症率も高く、女性の人生に大きな影響を与える可能性がある。
子宮頸がんの原因の90%以上がヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるものといわれている。こうした理由から、10代からのHPVワクチン接種による予防と、20歳からの定期的な子宮頸がん検診(2年に1回)で早期発見につなげることが非常に重要である。
一方、10代~20代にかけては、勉強やクラブ活動、仕事、そしてプライベートでもやりたいことがたくさんあったり、若い人にとって「がん」は身近に感じることが少ないため、子宮頸がん予防をつい後回しにしている人も多いと考えられる。
今回、MSDは、忙しい若い世代とその家族に、子宮頸がん予防は「今できること」と考えて貰えるように同キャンペーンを実施する。子宮頸がんから身を守るための「ワクチン接種」と「検診」の重要性を広く呼びかけるべく、若い世代からの支持も厚い、桜井 日奈子を起用し、テレビやオンラインをはじめとする各種媒体で展開していく。
また、同キャンペーンの開始に合わせて、4月14日よりMSDの子宮頸がん予防情報サイトの名称を「もっと知りたい 子宮頸がん予防」(https://www.shikyukeigan-yobo.jp/)に変更し、内容を大幅にリニューアルして公開する予定である(13日までは旧サイトの「もっと守ろう.jp」に接続する)。
サイトでは、子宮頸がんの原因・予防・治療についての基本的な情報をQ&A形式でわかりやすく解説するとともに、子宮頸がんに関する用語集も新設する。
最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善することをパーパスとするMSDは、今後も、日本でもHPV関連疾患の予防が進み、子宮頸がんで苦しむ患者を一人でも減らせるよう、関連する情報の提供活動に尽力する。