「小野薬品がん・免疫・神経研究財団」設立

 小野薬品は31日、アカデミアに対する貢献を目的とした一般財団法人「小野薬品がん・免疫・神経研究財団」を設立し、研究助成事業の開始に必要な資金を拠出すると発表した。
 同社は、「病気と苦痛に対する人間の闘いのために」という企業理念の下、革新的医薬品の創製を当社が取り組むべきマテリアリティ(重要課題)の1つに掲げており、がん・免疫・神経領域を研究開発の重点領域と定め、同社が得意とするオープンイノベーションを積極的に推進することにより独創的で革新的な新薬の創製に挑戦している。
 今回、新たに設立した新財団は、「画期的な研究成果(Breakthrough)に繋がる最先端の科学・研究者を支援して世界の人々の健康に貢献する」を目的として、医学薬学等の基礎研究を支援する。
 同社では、その活動による新たな研究成果は世界の人々の健康への貢献に繋がるため、同社の企業理念にも合致するものであり、医学薬学等の分野での研究の発展を通じて世界の人々の健康に貢献している当社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上に資するものであるとの考えを示している。
 新財団の概要は、次の通り。
◆目的:多くのアンメットメディカルニーズが残るがん・免疫・神経の領域において、画期的な研究成果(Breakthrough)に繋がる最先端の科学・研究者を支援することによって世界の人々の健康に貢献する。

◆所在地:大阪市中央区道修町2-1-5
◆活動内容:
(1)がん・免疫・神経領域における研究者に対する研究助成
(2)その他この法人の目的を達成するために必要な事業
◆設立年月:2023年1月
◆理事長:粟田浩氏

なお、同件による小野薬品の2023年3月期の業績に与える影響は軽微で、今後開示すべき事項が生した場合には、速やかに開示する。

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