幹細胞化粧品の共同開発でASメディカルサポート及N3と契約締結 ファンペップ

 ファンペップは14日、同社子会社のアンチエイジングペプタイド(AAP)が、ASメディカルサポート(福岡市)及びN3(福岡市)との間で、機能性ペプチドを配合した幹細胞化粧品に関する共同開発契約を締結すると発表した。
 同共同開発では、ASメディカルサポート及びN3の幹細胞上清液の特徴をいかした幹細胞化粧品に、ヒアルロン酸産生増加作用や幹細胞誘導作用をもつ機能性ペプチドを配合することにより、皮膚再生に有効性の高い新規機能性成分を配合した化粧品の共同開発を進めていく。
 なお、今回の共同開発による 2022年12月期の業績への影響は軽微である。
ASメディカルサポートは、国内最大級の細胞培養加工施設「九州再生医療細胞培養センター」を保有し、全国で幹細胞治療を行う病院・クリニックの細胞培養受託業務を行っている。
 一方、N3は、「九州再生医療細胞培養センター」の医療基準の高い培養技術で培われた高品質の幹細胞上清液を用いて、シリーズ累計130万本を販売し、一大シャワーヘッド市場を作ったサイエンス社の「ミラブル」と幹細胞上清液を活用した交換カートリッジ「ミラセルスティック」を組み合わせた「ミラブルリボーン」を販売している。
 ファンペップは、大阪大学大学院医学系研究科の研究成果に基づき、機能性ペプチドの実用化に向けた研究開発に取り組んでいる大学発ベンチャー企業である。
 主力の医薬品分野においては皮膚潰瘍治療薬や乾癬治療薬について国内外で臨床開発を行っているが、その他の化粧品やヘルスケア分野においては子会社AAPが事業会社との提携によって機能性ペプチドの実用化に取り組んでいる。

タイトルとURLをコピーしました