機能性ペプチド「SR-0379」 皮膚潰瘍対象のP3試験で主要評価項目未達 ファンペップ

 ファンペップは22日、開発中の機能性ペプチド「SR-0379」について、皮膚潰瘍を対象とする日本のP3試験で、主要評価項目である「簡単な外科的措置に至るまでの日数」において、プラセボ群と比較して短縮傾向がみられたものの、統計学的有意差は認められなかったと発表した。
 安全性に関しては、治験薬と因果関係がある有害事象はなく、SR-0379 の高い安全性が確認された。
 同試験は、簡単な外科的措置(縫合、植皮、有茎皮弁)が必要な皮膚潰瘍(褥瘡、糖尿病性潰瘍及び下腿潰瘍等)の患者を対象に、SR-0379又はプラセボを二重盲検下で1日1回、28 日間投与した際の有効性及び安全性を検討するもの。
 今後、同試験結果の詳細な解析を行い、塩野義製薬と同社は、SR-0379の今後の開発方針を検討していく。
 なお、同試験結果が 2022年1 月期の業績に与える影響は軽微である。
 

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