東京医科歯科大学と機能改変タンパク質の構造機能解析に関する共同研究開始 レボルカ

レボルカは、東京医科歯科大学(TMDU)と機能改変タンパク質の構造機能解析に関する共同研究契約を締結した。
 同社のaiProteinTM技術は、複数の機能や特性を同時に最適化するという特徴を有しており、様々なタンパク質医薬品を含む産業応用に有用な候補物質の創製に貢献できるものと期待されている。
 そこで、TMDU Innovation Park (TIP) を拠点 として、同社が創製した抗体や酵素等を含む複数のタンパク質変異体について構造生物学的解析を行い、その機能改変機構及びターゲット分子との相互作用機構の解明を目的とした共同研究をスタート。機能改変タンパク質の立体構造解析及び物性解析から得られた情報をもとに、医薬品を含む産業応用に有用な候補物質の実用化に向けた適切な研究開発を推進していく。
 レボルカは、2021年4月に創業し、東北大学工学研究科梅津光央教授が構築した基盤技術「進化分子工学と機械学習の組み合わせによるタンパク質設計技術」をベースとしたaiProteinTM技術を用いて、医薬品開発にとって重要である高効率なタンパク質設計事業(共同研究開発)を製薬企業とともに展開していくことを目指している。
 RevolKaの名称は、ラテン語の「進化(evolutio)」とアイヌ語の「育てる(reska)」から造った造語です。会社のロゴは、胎児が生育していく姿から、「育てる(reskaのR)」が「進化(evolutioのe)」を大事に育んでいることをイメージしたもの。
 同社では、生命が機能分子として選択したタンパク質を、人工知能技術を道先案内として試験管内で進化を模倣する進化分子工学を用いて、自然界ではたどり着けなかったフロンティアへ「進化させ」、医薬を中心とする様々な分野が求める機能分子として「育てて」いく。

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