スプリセル錠服薬手帳LINE公式アカウント機能をさらに強化 ブリストル・マイヤーズ スクイブ

疾患情報メニュー追加で慢性骨髄性白血病に対する適切な理解促進

 ブリストル・マイヤーズ スクイブは5日、同社の「スプリセル錠 服薬手帳」LINE公式アカウントの機能をさらに拡充し、同日提供を開始したと発表した。同機能の充実は、9月22日の世界CMLデー(慢性骨髄性白血病の日)に向けた啓発活動の一環として実施されたもの。
 「スプリセル錠 服薬手帳」LINE公式アカウントは、同社の抗悪性腫瘍剤「スプリセル」を服用するCML患者向けに2020年12月に開設された。検査情報や服薬状況などを自らのスマホ上に集約でき、服薬管理や医師と患者間のコミュニケーションを支援するツールとして利用されている。
 今回の機能強化では、患者がより簡単に正しい疾患情報にアクセスでき、CMLについて学ぶことができる「疾患情報」メニューを追加した。
 また、グループトーク上にも「疾患情報」へのボタンを設け、患者と家族のCMLへの理解を促進する。これは、本年5月に追加した、患者と家族をつなぐ「グループトーク機能」、登録した通院日に通知が届く「通院日リマインド機能」に続く機能拡充で、患者の服薬アドヒアランスの向上を総合的にサポートすることが可能になる。新たに追加する機能は次の通り。

1.「疾患情報」メニューの追加 
 CMLと診断された患者がいつでも疾患について学ぶことができるよう、疾患情報ページへのリンクをLINEのメニューに追加する。患者は、インターネット上に数多く存在するCMLに関する情報を検索する
ことなく、簡単に医師が監修した適切で正しい情報にアクセスできる。

2.グループトークへの「疾患情報」ボタン配置
 患者と家族のグループトーク上に、「疾患情報」にアクセスできるボタンを
配置する。これにより、患者のみならず、家族も、CMLについて理解を深めることが可能になる。

 「スプリセル錠 服薬手帳」LINE公式アカウントに関する詳細は、https://www.sprycel.jp/sprycel/line-info で閲覧できる。
 ブリストル・マイヤーズ スクイブは、引き続き、「スプリセル錠 服薬手帳」LINE公式アカウントをはじめとするデジタルテクノロジーを通じて、CML治療を行う医療従事者やCML患者をサポートするとともに、スプリセルの適正使用のさらなる推進を図っていく。

◆「疾患情報」監修者の髙久智生順天堂大学医学部 内科学血液学講座准教授のコメント
 CML患者さんの予後は、チロシンキナーゼ阻害剤の開発により大きく改善した。現在では、CML患者さんのほとんどが外来で診断され、治療が始まってからも、以前と同様の日常生活を送る事が出来ている。
 その一方で、断薬が成功する患者さんは依然として一部に限られており、ほどんどの患者さんが長期にわたる治療が必要である。このアプリは、患者さんとご家族の疾患に対する理解を深めるとともに、採血検査の結果や服薬管理の利便性を高めることを目的として開発された。
 アプリに搭載されている様々なコンテンツや機能が、日々病気と闘われている患者さんの一助になることを祈念している。

タイトルとURLをコピーしました