SHIONOGIグループブランド構築してグループブランドマーク制定 塩野義製薬

 塩野義製薬は1日、SHIONOGIブランドをグローバルで構築するとともに、その象徴となるグループブランドマークを制定したと発表した。
 同ブランドの構築は、SHIONOGIグループがイノベーションを追求し、ヘルスケアの未来創造に絶えず挑戦し続け、社会課題の解決にグローバルで貢献できる企業として進化・成長することを目的としたもの。
 塩野義製薬は、2020年6月に2030年に成し遂げたいヘルスケアの未来を見据えたVisionと、その達成に向けた成長戦略となる新中期経営計画「Shionogi Transformation Strategy 2030(STS2030)」を策定・公表した。
 時を同じくして瞬く間に拡大した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、今なお世界中の人々の生活や経済に大きな影響をもたらしている。
 同社は、感染症のリーディングカンパニーとして眼前のCOVID-19に迅速に対処するとともに、将来起こりうる薬剤耐性(AMR)感染症等の脅威に立ち向かうことが、SHIONOGIの社会的使命であるとの認識を一層深め、最優先で取り組みを進めている。
 これらの活動を含め、SHIONOGIは中長期的な成長とVisionの実現に向けたビジネスの変革を進めてきた。同社の存在意義が問われる今、この2年間の進化を革新的なヘルスケアソリューションの創出につなげ、グローバルに届ける決意をグループ全体で共有し、世界のヘルスケアに貢献できる企業へ、新たな一歩を踏み出した。


 新グループブランドマークは、同社が長きにわたって掲げてきた正確と信頼の象徴である分銅のモチーフを現代的に、また視認性向上を図る形で再デザインした。
 144年の歴史の中で積みあげてきた「信頼」「正確性」を不変の企業姿勢として引き継ぐことを示す ”Reliable Weight” と、「結束」「拡張」によって貢献を拡大しグローバルに成長を遂げる意志を示す ”Dynamic One Ring” とで構成されている。
 Reliable Weightの形は、江戸時代に使用されていた分銅をモチーフにしている。薬の重さを正確に測るために使われた分銅は、「正確」「信頼」「正直」の象徴。
 これまでSHIONOGIグループが培ってきた信頼や、確かな実力を表現している。変わらず未来へと受け継ぎたいSHIONOGIグループのアイデンティティである。
 Dynamic One Ring​は、Reliable Weightを起点に、「結束(つながり)」と「拡張(ひろがり)」を表すリングである。「結束」は、グループ内の強固な連携はもちろん、多様なパートナー、社会など、さまざまなステークホルダーや未来とのつながりを意味する。つながりが「拡張」し、SHIONOGIグループブランドをグローバルに発展させていく意志を込めている。
 SHIONOGIは、誇りと変革への決意を込めた新たなグループブランドマークのもとでグループ全体が連携し、ヘルスケア領域における世界中の人々や社会の困りごとに寄り添い、解決していくことで、SHIONOGI Group Visionである「新たなプラットフォームでヘルスケアの未来を創り出す」ことの具現化を加速する。

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