COPD治療配合剤「ビレーズトリ エアロスフィア120 吸入」などの販売開始 アストラゼネカ

 アストラゼネカは、COPD 治療配合剤「ビレーズトリ エアロスフィア120 吸入」、と「ビベスピエアロスフィア120 吸入」の販売を6日より開始した。加えて、「ビレーズトリ エアロスフィア56吸入」の吸入デバイスを変更し、同日より販売を開始した。
 ビレーズトリエアロスフィアとビベスピエアロスフィアの両製品において、120吸入製剤は兼ねてより患者や医療従事者からのニーズが高く、その声に応えるべくして追加発売したもの。これにより、1つの吸入器で1ヶ月分の投薬が可能になる。
 また、ビレーズトリエアロスフィアでは、今回より新しいデバイスを採用している。新しい吸入デバイスでは、インジケーターを大きくするなど、主に外観を変更。有効成分、臨床成績、1回分噴霧量および投薬方法はこれまでと同じだ。
 COPDは、肺の気流閉塞により息切れが起き、体力を消耗する進行性の疾患である。日本において継続的に治療を受けている患者は約26万人だが、総患者数は約530万人とも推定されている。
 進行すると呼吸不全や心不全などを起こす可能性がある疾患のため、早期発見、早期治療が重要となる。COPD治療では、呼吸機能の改善や増悪の減少、息切れなどの日常的な症状の管理が必要とされている。

タイトルとURLをコピーしました