新型コロナウイルスの特性 杉並区 柿田医院院長 柿田豊

 これまでのコロナ流行の波形はいずれも時系列で見るとほぼ左右対称性で、人間の小細工が何か影響した感じがあまりしません。
 第三波の年末の移動制限は、ピークを少し後ろにずらす効果が多少あったのかもしれませんが、総数には影響していないはずです。 おそらくウイルスにはゆっくり増えればゆっくり減り、急に増えれば急に減る性質が有るのではないでしょうか。
 波の高さや幅は感染力の強さや潜伏期の長さなど株の特性により変わっても、いずれの株にも増殖回数に上限が有ると考えると、自然に増減しているように見えるのも腑に落ちます。
 各波のウイルス株を一つの生命体として考えると、それぞれに育ち盛りから成人のピークを経たあとに老化と死を迎える自然な寿命のサイクルが有るようにも見えます。
 昔細胞培養の実験をしていたことがありますが、実験手技が完璧でも永久に細胞を増やすことはできないと先輩に教わりました。ヘイフリック限界という現象で細胞の分裂回数は遺伝的に規定されているという説です。
 ウイルスには勿論細胞構造はありませんが、遺伝子はあると言うかほぼ遺伝子なので、あらかじめ増殖回数=寿命が規定される仕組みがあっても不思議ではありません。
 今回の東京では2週間ほどで急に減り始めるのではないかと予想しています。
※いつもの個人の感想です。

画像出典 JIJI.COM
https://www.jiji.com/sp/article?k=2022011800792&g=soc&p=20220118ax20S&rel=pv

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