アストラゼネカは17日、アストラゼネカの米原工場(滋賀県米原市)が、「先進導入・実践部門」で、令和3年度「しが CO2ネットゼロみらい賞」を受賞したと発表した。
滋賀県では、2050年までに「滋賀県内で温室効果ガス排出量実質ゼロ」を目指し、2020年1月に、県民や事業者等様々な主体と連携して取り組む「しが CO2 ネットゼロムーブメント」キックオフ宣言が行われた。
これに伴い、滋賀県内において“CO2 ネットゼロ”の推進に関する特に優れた取り組みを行った県民、事業者および民間団体を表彰する「しが CO2ネットゼロみらい賞」が今年度から新たに創設された。
「先進導入・実践部門」は、事業活動において先進的な設備の導入や創意工夫を凝らした省エネの実践等により、CO2 の排出量を削減する取り組みを行っている中小企業を含む事業所へ贈られた。
アストラゼネカはグローバル全体で、2025年までにグローバル規模で自社事業からの温室効果ガス排出量ゼロを実現するとともに、2030 年までにバリューチェーン全体でカーボンネガティブ(排出量より削減量が多い状態)を達成する目標「アンビション・ゼロカーボン」を 2020年1 月に表明し、以来、その達成に向けた取り組みを強力に推進している。
日本唯一の工場である米原工場においては、LED 化の推進、高効率コンプレッサーへの更新、グリーン電力への転換などを進め、全体的なエネルギー消費量の削減を行うとともに、消費電力の再生可能エネルギー化を達成した。
また、工場敷地内へのソーラーパネルの設置工事を進めており、2022年春に稼働を開始する予定である。稼働後は、工場で使用する電気の20%を自家発電で賄う計画だ。