関連団体の「ステロラ基金」がインドネシアバタム島に総額300万円の食糧支援  野口医学研究所

 野口医学研究所関連団体の「一般社団法人ステロラ基金」は、新型コロナ感染拡大により、困窮家庭が増加し続けるインドネシアのバタム島の島民に対して食糧(総額300万円相当)を支援した。バタム市を通して、10月22・23日の2日間にわたり、現地で食糧支給を行い、贈呈式を開催したもの。
 WHOの報告によれば、インドネシアの新型コロナの感染状況は、死者14万3500人、累積感染者数424万6802人に上る。コロナウイルスの感染拡大は、インドネシアの経済にも多大な影響を与えており、バタム島でも主要産業の一つである観光などの産業は大打撃を受け、困窮家庭が増加している。さらに、親をコロナで亡くした子どもの多くが、貧困の問題に直面している。

野口英世氏


  野口医学研究所は、持続可能な開発目標(SDGs)の一環として、「子どもの貧困解消・自立支援」を主たる活動目的とするステロラ基金を、昨年11月に設立した。


 今回は、バタム島における「困窮家庭の支援および子どもの貧困解消と自立支援」の一助を目的に、緊急の食糧支援を実施した。10月22日、23日の二日間にわたり、バタム島のムハンマド・ルディ市長、職員とともに、延べ2000パケット(内容:米10㎏・調理用油2L・インスタントラーメン10個・砂糖1㎏・コンデンスミルク1L・イワシ缶1個・紅茶1箱・ビスケット1箱)を島民に供給した。
 基金名の「ステロラ」は、野口医学研究所役員で、基金発起人の一人でもあるインドネシア出身のステロラ・スンヨビ氏の名前から命名された。ステロラ基金は、インドネシアの恵まれない子どもの支援や貧困家庭の支援の展開も活動の一つとしており、今回のインドネシアへの食糧寄付の実現につながった。
 ステロラ基金は、インドネシアのバタム島の食糧支援に加え、2021年4月からは、「外国につながる子どもの学習支援プロジェクト」として川崎市の多文化活動連絡協議会に、年間総額150万円の寄付を行っている。

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