首都圏の第5波が、いつまで続くんだろう? さこむら内科院長 迫村泰成

悩んだときに、いつも見る札幌医大の図です。
https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/japan_trajectory.html

 医療がひっ迫し中等症でも自宅待機者が続出していた、8月11日時点に作成した、東京都における第5波ピークアウトの勝手な予想図です(下記)
 今までの波では、変曲点(赤矢印)が現れると約2週間程度でピークアウトする傾向がみられました。
 8月はお盆で人が減っている(検査数も減っている可能性があるので必ずしも当てはまらないかもという懸念はありますが、)医療がひっ迫する状況は1か月程度でしのげるのでは?と考えました。
 さらに、8月11日は以下の考えのもと、違うパターンもあり得ると思い直しました。
 ”デルタ株が、ほとんど空気感染に近い能力を獲得していることは、考慮に入れておかないといけないかもしれません。これまでのピークをはるかに超えるオーバーシュートということもあり得ますね。この予想図は楽観に過ぎるような気がしてきました”

 そして、8月28日のグラフをみると、ようやくピークは越えてきたように思います。やはり変曲点の2週間程度でピークを越えてきているようにみえます。東京だけでなく沖縄も同じタイミングで。人流がそれほど減少していないのに潮の満ち引きのような動きをするのは不思議ですね(疫学の先生からすれば当たり前なのかもしれませんが)
 入院できず自宅待機者の急増、酸素供給ラインの停止など、既存の地域包括システムを脅かす、これだけの大津波の経験を糧にして、次に備える気概をもって、対応するシステムを再構築しておく必要があります。来週から、新宿区でも病院、診療所、看護、薬剤師、介護、行政などで引き続き話合い、コロナに破られない防波堤を築く予定です。

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