ガンシクロビル サイトメガロウイルス角膜内皮炎対象に国内P3相試験開始  ロート製薬

 ロート製薬は20日、抗ウイルス剤のガンシクロビル(開発コード:ROH-101)について、サイトメガロウイルス角膜内皮炎患者を対象とした国内P3相臨床試験を開始したと発表した。 サイトメガロウイルス角膜内皮炎は、サイトメガロウイルスにより角膜内皮細胞に炎症を生じ、角膜の浮腫と混濁による視力低下を生じる疾患だが、国内外で承認された治療薬はないため、治療薬の開発が期待されている。
 同剤は、単純ヘルペスウイルス角膜炎に対する眼科用剤として Théa により開発され、フランスをはじめ世界40ヶ国以上で承認されており、日本ではサイトメガロウイルス角膜内皮炎に対する治療薬としてエムズサイエンスにより開発されてきた。
 本年1月にThéa及びエムズサイエンスとライセンス契約を締結したロート製薬は、国内P3相臨床試験で有効性及び安全性の評価を進めていく。

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