環境配慮型資材へ切り替えコンタクトケア用品に導入  オフテクス

 コンタクトレンズケア用品の開発・製造・販売を行うオフテクス(本社:神戸市)は16日、製品に使用する各資材について、FSC認証紙、ベジタブルインキなどの環境配慮型資材への切替を実施したと発表した。
 これらの環境配慮型資材は、同社のフラッグシップブランドの「クリアデュー」シリーズやロングセラーブランドの「バイオクレン」シリーズで導入を始めている。今後は、対象製品を広げ、また古紙率の高い資材など新たな取り組みも実施していく。
 同社は、「世界の眼科医療に貢献する」という企業理念のもと、「本当にいいものを使って欲しい」という思いで製品開発に取り組んできた。2015年9月には、国連サミットで採択された持続可能な開発目標であるSDGsに賛同。人にも環境にも配慮した製品づくりを掲げ、積極的に活動を展開している。
 今回の製品に使用する各資材における環境配慮型資材の採用も同活動の一環として実施されたもの。
 FSC認証とは、持続可能な森林活用・保全を目的として誕生した、「適切な森林管理」を認証する国際的な制度だ。認証を受けた森林からの生産品による製品にはFSC認証ロゴマークがつけられる。FSC認証紙の使用により、不法伐採による森林減少に歯止めをかけることができる。
 一方、ベジタブルインキとは、ヤシ油、亜麻仁油など植物から生産された油や、使用済み油などの廃食用油をリサイクルした再生油で作られたインキを示す。植物油は、石油系の溶剤に比べて生分解性があり、VOCの排出もほとんどなく環境負荷低減に寄与している。
液体製品の入ったPETボトルには、再剥離可能ラベルを採用した。製品ラベルの粘着面に弱粘着糊を用いており、使用後にラベルをきれいに剥がせる。これにより分別がしやすくなり、リサイクル活用の後押しに寄与する。

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