宮城県の新型コロナワクチン副反応相談センターで電話通訳サービス開始  ランゲージワン

 ランゲージワンは7日、宮城県が5日に設置した「新型コロナウイルスワクチン副反応相談センター」において、多言語電話通訳サービスの提供を開始したと発表した。
 同サービスは、ワクチン接種後の発熱、倦怠感、接種部位の痛みや腫れなどの体調変化について、日本語でのコミュニケーションが困難な外国人住民からセンターに電話相談があった際、相談者と宮城県の相談員との間を12ヶ国語対応の多言語電話通訳でサポートするもの。
 対応言語および対応時間は、次の通り。
◆英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語(5ヶ国語)
全日 8:45~17:15

◆タイ語・ネパール語・ベトナム語・ロシア語・タガログ語・インドネシア語・ヒンディー語(7カ国語)
平日 8:45~17:15
 2019年12月より世界各地で蔓延している新型コロナウイルス感染症の日本国内陽性者は 2021年7月3日現在で累計 80万6834人を数え、 「マスクの着用」 、「不要不急の外出の回避」、「ソーシャルディスタンスの確保」など、感染予防と感染拡大の防止を目的とした新しい生活様式への対応が求められている。
 このコロナウイルス感染症に対する免疫をつけたり、免疫を強めて個人の発症や重症化を予防し、社会的流行を沈静化させる目的で、新型コロナワクチンの接種が本年2月より開始された。
 ワクチン接種は、まず、医療関係者、次いで65歳以上の高齢者、さらに6月17日からは64歳以下の人にも接種が開始されている。
 新型コロナワクチンの接種は、日本国内に居住する外国人も外国人登録をしている市区町村で受けることができる。こうした中、医療機関や保健所、官公庁などの外国人対応窓口では、日本語でのコミュニケーションが困難な在留外国人から新型コロナワクチン接種についての相談・問い合わせが増加しており、医療分野に精通した多言語での対応が求められている。
 宮城県は、2020年から「新型コロナウイルス感染症に関する健康相談窓口」を設置しており、人口の約1%を占める外国人住民からの相談に多言語対応している。
 社会的集団免疫の獲得を目指して新型コロナワクチンの接種が推進される中、ワクチン接種後の発熱や倦怠感、接種部位の痛みや腫れなどの副反応が報告されており、宮城県では本年7月5日に「新型コロナウイルスワクチン副反応相談センター 」を開設した。
 多言語医療通訳の分野で医療機関・官公庁から高い評価を受けるランゲージワンでは、この宮城県の「新型コロナウイルスワクチン副反応相談センター 」 に三者間多言語電話通訳サービスを提供することで、外国人相談者と宮城県職員間の円滑なコミュニケーションを支援していく。

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