ヘルスケアの2020年度第3四半期決算はコロナ禍の活動自粛による販売費減等で微増益 三菱ケミカルホールディングス

 三菱ケミカルホールディングスは3日、2020年度第3四半期決算を発表した。その中でヘルスケアセグメントの売上収益は、前年同期比81億円減の2997億円、コア営業利益は同4億円増加の224億円となった。
医薬品においては、薬価改定等の影響による国内医療用医薬品の減少等により売上収益は減少したものの、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う活動自粛等による販売費や研究開発費の減少により、コア営業利益は前年同期並みとなった。
 なお、ノバルティス社に導出した多発性硬化症治療剤「ジレニア」のロイヤリティ収入については、2019年2月に仲裁手続きに入ったためロイヤリティ収入の一部について、IFRS第15号に従い、同社では売上収益の認識を行わないことにしている。
 従って、同第3四半期連結累計期間においても、仲裁手続きが継続しているため、ロイヤリティ収入の一部について、売上収益の認識を行っていない。
 同第3四半期連結累計期間に同セグメントで実施または発生した主な事項としては、田辺三菱製薬で、エダラボン(米国製品名:ラジカヴァ)の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の適応症について、日本・韓国・米国・カナダ・スイス・中国に次ぎ、2020年7月にインドネシアでの承認取得がある。
 医薬品の売上収益は、前年同期に比べ157億円減少し1154億円となり、コア営業利益は3億円増加し89億円となった。
 また、2020年度第4四半期の医薬品の研究開発費は、田辺三菱製薬連結子会社のメディカゴ社のカナダでの3万人を対象とした新型コロナワクチンP3試験実施が大きな費用項目となり増加する。

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