新型コロナウイルス予防ワクチンP1試験で好結果  田辺三菱製薬

 田辺三菱製薬は11日、連結子会社のメディカゴ社(本社:カナダ)が開発中の新型コロナウイルス感染予防を目的とした植物由来のウイルス様粒子(VLP)ワクチン(MT-2766)のP1相試験において、良好な結果が得られたと発表した。
 同P1臨床試験及び結果の概要は、次の通り。
■被験者 :カナダの18-55歳の男女健康人180例
■用法用量:3.75µg、7.5µg、または15µgの3用量のVLPワクチン候補を、単独、およびGSK社またはDynavax社のアジュバントを併用して2回投与
■評価項目:安全性と免疫原性
■試験結果:アジュバント群において、中和抗体と細胞性免疫の誘導が確認され、良好な結果となった。また、重篤な副反応は確認されなかった。
 同結果を受け、メディカゴ社は、規制当局との相談を経てP2/3相試験を実施する予定である。

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