イミフィンジと化学療法の併用療法 肺がんP3試験で好結果     アストラゼネカ

 アストラゼネカは8日、イミフィンジ(一般名:デュルバルマブ)と化学療法(エトポシドおよびカルボプラチンまたはシスプラチン)との併用療法が、P3相CASPIAN試験において進展型小細胞肺がん(ESSCLC)の成人患者の一次治療薬として、持続的かつ臨床的に意義のある全生存期間(OS)の延長を示したと発表した。
 CASPIAN試験では、2019 年6月に主要評価項目であるOS の延長を達成し、死亡リスクが27%低下(ハザード比[HR]0.73に基づく; 95%信頼区間[CI]0.59, 0.91; p=0.0047)することが示された。この結果に基づき、本年3月に米国 FDA により承認された。
 2年以上(中央値)の追跡を経た最新の解析結果においてイミフィンジと化学療法の併用療法群の持続的な有効性が示され、化学療法群と比較して死亡リスクの 25%低下(HR 0.75 に基づく; 95% CI 0.62, 0.91; 名目上の p=0.0032)が維持された。
 最新のOS 中央値はイミフィンジと化学療法の併用療法群では12.9か月であったのに対し、化学療法群では10.5か月であった。また、無作為割付け後24 か月時点の患者の生存割合は、化学療法群では14.4%であったのに対し、イミフィンジと化学療法の併用療法群では 22.2%(事後解析)であった。
 無作為割付け後24か月時点で増悪が認められずに生存していた患者の割合は、化学療法群では 2.9%であったのに対し、イミフィンジと化学療法の併用療法群では 11%(事後解析)であった。イミフィンジと化学療法の併用療法群は高い客観的奏効率(ORR)を維持し(化学療法群 58%に対して 68%)、奏効が 24 か月時点まで持続している患者の割合が化学療法群では 3.9%であったのに対し、イミフィンジと化学療法の併用療法群では13.5%(事後解析)であった。
 無作為割付け後24か月時点で、イミフィンジと化学療法の併用療法群の12%の患者が、イミフィンジ治療を継続していた。

タイトルとURLをコピーしました