厚労省の“新型コロナ感染防止手指消毒エタノール優先供給”に協力 宝ホールディングス

 宝ホールディングスは15日、厚生労働省より「手指消毒用エタノールの優先供給スキーム」への協力要請を受け、宝酒造が特定発酵アルコールを供給する予定にあると発表した。感染拡大が深刻化する新型コロナウイルス感染症における手指消毒用アルコール不足に対応するもの。
 酒類、酒類調味料のほか、酒類用・工業用アルコール(エタノール)の製造・販売を行う宝酒造では、従来より原料メーカーとしてアルコールを供給してきた。だが、日本国内では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、医療機関・高齢者施設等において必要な手指消毒用エタノールのほか各種感染防護具等の需給がひっ迫しているのが現状だ。
 そこで、宝酒造は手指消毒用エタノール不足の解消に応えるために、厚生労働省の「手指消毒用エタノールの優先供給スキーム」に則り特定発酵アルコールを供給する予定にある。今後、厚生労働省を通じて医療機関・高齢者施設等に納入される見込み。
 供給する製品概要は次の通り。
 ◆製品:95°特定発酵アルコール◆アルコール分:95度◆容量:18リットル◆容器:缶◆供給数量:約5000本/月(90.000リットル)

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