リサイオ 悪性リンパ腫の自家造血幹細胞移植前治療を適応追加    大日本住友製薬

 大日本住友製薬は25日、造血幹細胞移植前治療薬「リサイオ」について、同日付けで、国内で「悪性リンパ腫における自家造血幹細胞移植の前治療」の適応症で効能・効果追加承認を取得したと発表した。
 リサイオは、昨年 5月28日に「小児悪性固形腫瘍における自家造血幹細胞移植の前治療」の効能・効果で発売した造血幹細胞移植前治療薬。今回の追加適応症に関わる悪性リンパ腫は、血液細胞に由来するがんの一つであり、白血球の一種であるリンパ球ががん化した疾患で、主にリンパ節、脾臓、扁桃腺などのリンパ組織に発生するが、リンパ組織以外にも多く発生する。
 平成28年度の罹患数は3万4240人という報告があり、日本の成人では最も頻度の高い血液腫瘍である。昨年に承認を取得した「小児悪性固形腫瘍における自家造血幹細胞移植の前治療」と同様に「悪性リンパ腫における自家造血幹細胞移植の前治療」に対しても、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において、チオテパの医療上の必要性が高いとの判断を受け、同社は国内P1試験を実施し、承認申請を行っている。

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