室蘭工業大学は19日、16日付けでコアラボを「室工大発ベンチャー」として認定したと発表した。
コアラボは、室蘭工業大学山中真也准教授、上井幸司准教授、徳樂清孝准教授らの研究グループが、現場で使用されている待ち受け消毒用の消石灰の効力を「可視化」する薬剤の製造及び販売等を業務とする。
同業務は、農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センターより受託したイノベーション強化創出研究開発事業「口蹄疫・鳥インフルエンザ等家畜伝染病防疫のための多機能粒状消石灰の実用化」などを通じて取得した研究成果を活用して展開されるもの。コアラボは、これらの業務により消石灰散布による伝染性疾病の予防徹底に貢献する。
室蘭工業大学では、今後、こうした確かな研究力に基づく成果の社会還元を通じ、イノベーションの創出や持続可能な開発目標(SDGs:sustainable development goals)に貢献していく。