対話型自動応答製品情報提供システム「たなみんmed」導入    田辺三菱製薬

 田辺三菱製薬は12日、医療関係者向けWebサイトに対話型自動応答の製品情報問い合わせAIチャットボット「たなみんmed」を導入したと発表した。
 「たなみんmed」は、日立システムズ(本社:東京)が提供する対話型自動応答AIサービス「CAIWA(カイワ)」に田辺三菱製薬の製品情報データベースを連携させたシステム。
 医療関係者が入力した文章の意味をAIが認識して、約160品目の製品の医薬品基本情報へ迅速に誘導し、回答を提示する。使用期限検索、患者向け資材、くすりのしおりや包装仕様も簡単に確認できるチャットボットである。
 現在、田辺三菱製薬では、医師、薬剤師等の医療関係者からの年間約5万件の問い合わせに、くすり相談センター在籍の専門スタッフが主に電話で対応している。だが、その一方で、医療関係者の情報入手経路の多様化、デジタル技術の進展から、有人チャネル以外での医薬品情報提供の充実が求められている。
 今回の「たなみんmed」の導入により、24時間365日、簡便かつスピーディーに医薬品基本情報へのア クセスが可能となり、医療関係者の利便性向上が期待される。
 同社は、引き続きMRやくすり相談センターでの情報提供のクオリティーを高めるとともに、「たなみんmed」での回答範囲の拡大など、デジタルを活用し24時間365日の医薬品情報提供体制の整備を通じて、医療現場における適正使用の推進に取り組んでいく。

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