コロナウイルス関連の文献情報・特許情報等無償公開 クラリベイト・アナリティクス

 イノベーションを加速させる信頼性の高い知見と分析を提供するクラリベイト・アナリティクスは12日、急速に拡大する新型肺炎の対策一環として、コロナウイルスに関する文献情報、特許情報やコロナウイルス感染症に関するレポートなどを無償公開していると発表した。
 同社は、急速に進行する公衆衛生上の懸念に関する世界有数の研究と最新ニュースへのアクセスを無償で提供している。現在、急速に広がるコロナウイルスの発生に見られるように、世界的な公衆衛生上の緊急事態発生の可能性は常にある。こうした中、科学者は増大するニーズに応えるべく、ワクチンと治療法の迅速な開発に努めている。
 また、医学研究者と医療専門家は、疾患をより深く理解し対処するため精力的に取り組んでおり、同社ではこれらの取り組みを支援している。
 クラリベイト・アナリティクスのチームは、医療研究者・政策立案者・ジャーナリスト・医療専門家が、この日々進行する公衆衛生上の緊急事態に関して、世界中で進められている研究と最新ニュースに迅速かつ簡単にアクセスできるようなツールとリソースのコレクションを集めている。
 同社リソースセンターでは、Cortellis、Web of Science、BioWorldなどのクラリベイト・アナリティクスのデータおよびインサイトツールから選んだ最新のコロナウイルスニュースを提供している。これらは、コロナウイルスとの戦いのあらゆる段階をカバーしており、数十年前に遡るすべてのコロナウイルス株に関する文献から、創薬および臨床開発、規制当局への申請、商業化、特許までを網羅している。
 この包括的なレポートは、原因や症状から、罹患率、死亡率や伝染などの疫学情報、治療、予防など、コロナウイルスのさらなる研究と分析を開始し進めるための強固な基盤を提供する。
 研究開発インテリジェンスの最も広くて深いデータソースを提供するCortellis Drug Discovery Intelligenceを介して、既存のコロナウイルスデータにアクセス可能だ。ここには、コロナウイルスの研究を支援するための薬物パイプライン、疾患の概要、薬理学データ、薬物動態データ、動物モデル、治療ターゲットなどが含まれている。
 クラリベイト・アナリティクスは追加リソースと情報が利用可能になり次第、引き続き更新する。各ツールならびにリソースは、Webページ(https://clarivate.jp/blog/news20200212/)からアクセスできる。

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