大阪府と「府民の健康作りに関する包括連携協定」締結        キリン堂

左から吉村洋文大阪府知事、寺西豊彦キリン堂社長

 キリン堂は7月31日、大阪府と「府民の健康作りに関する包括連携協定」を締結した。同協定は、キリン堂が長年蓄積してきた「未病対策」のノウハウを、府民の健康作りに活用することを目的としたもの。
 1955年の創業以来同社は、「未病」をテーマに人々の健康を支え続けてきた。超高齢社会の中で、今後も引き続き府民の健康作りに必要なノウハウを広く発信すべく、今回の大阪府との包括連携協定締結に至った。
 同協定締結によりキリン堂は、①府民の健康づくりに関する取組みの推進、②「健活 10」〈ケンカツ テン〉の普及・啓発に向けた協力、③Well-Being OSAKA Lab への参画を通じた健康経営等の取組みの推進、④泉州農とみどりの健康ご長寿プロジェクトへの参画 ーを実践していく。
 ①では、キリン堂がこれまで取り組んできた「バランスのよい食事」や「からだを動かす」などの「未病対策」のノウハウと、地域に根差した店舗づくりで培った地域との繋がりを活用。市町村が主催する健康セミナーへ講師を派遣するなど、府内市町村における府民の健康づくりに協力する。
 ②は、大阪府が実施する健康づくり関連事業と連携し、府民向けの健康測定や健康セミナーのイベント開催など、府民が「健康」に関心を持つ取り組みをアシストするというもの。
 加えて、キリン堂の販促物(チラシ)や主催イベントの POP に、「健活 10」や「アスマイル」のロゴマークを掲載し、これらイベントの普及・啓発に尽力する。  
 ③では、府と企業・大学が連携して設立した Well-Being OSAKA Lab に参画し、働き方改革や健康経営の取組みを推進。また、インテックス大阪での「Well-Being OSAKALab特別セミナー」で、「未病対策セミナー」を実施する。
 ④は、泉州農とみどりの健康ご長寿プロジェクトに参画し、泉州地域の豊かな農と緑の資源を活かした、府民の健康・長寿につながる取組みの実施を活動内容とする。
 7月30日に厚生労働省から発表された最新の平均寿命は過去最高を更新したものの、都道府県別では大阪府は男女ともに38位とまだまだ低い状況下にある。
 未病対策を支援し健康寿命延伸を使命とするキリン堂では、今回の包括連携協定で果たすべき役割・課題は多く、大阪に本社を置く企業として、様々な分野で協働することを重大な責務と捉えている。
 同社は、これまでも大阪府との連携で健康チェックイベントの開催や啓発活動など、健康に関する取り組みを展開してきた。今回の協定では、健康以外にも分野を広げ、地域住民のさらなる健康増進をアシストする。

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