研究・開発の窓

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センソによる発癌予防やウイルス感染予防などの可能性 元近畿大学薬学部教授 武智昌幸

強心配糖体は、以前には心不全の治療に必須の薬であったが、現在では使用法の難しい強心薬として臨床的にほとんど用いられていない。ここでは強心配糖体の強心作用でなく抗ストレス作用について述べるが、その作用機序が実は生命科学の根本と大いに関係してい...
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細胞の性分化を阻止する長鎖ノンコーディングRNA発見 早稲田大学の研究グループ

疾患原因RNAの近縁種と類似二次構造を標的とした薬剤開発に期待  早稲田大学大学院先進理工学研究科博士課程3年の大野悠氏、同大理工学術院の浜田道昭教授らの研究グループは、生物情報科学の手法を用いて、機能を有する未知のノンコーディングRNAを...
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プロスタグランジン産生機構の研究から、新たなNSAIDsや抗がん薬の標的を見つける 昭和大学薬学部 原 俊太郎教授(社会健康薬学講座衛生薬学部門)

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、アラキドン酸の代謝経路で働くシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害してプロスタグランジン類の産生を抑制し、解熱、鎮痛、抗炎症効果を発揮する薬だ。昭和大学薬学部の原俊太郎教授(社会健康薬学講座衛生薬学部...
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オプジーボ 根治切除後悪性黒色腫のP3試験で再発・死亡リスク58%低下 小野薬品

小野薬品は21日、オプジーボについて、根治切除後のステージⅡB/Cの悪性黒色腫患者において、プラセボと比較して再発・死亡リスクを58%低下させたCheckMate-76K試験のデータを発表した。提携するブリストル マイヤーズ スクイブ(BM...
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大気からCO2を効率的に回収・固定化する新たな風化促進技術「A-ERW」開発目指して 早稲田大学の研究グループ

早稲田大学の中垣隆雄教授らの研究グループは19日、大気からCO2を効率的に回収・固定化する 新たな風化促進技術“A-ERW”の開発を目指すと発表した。 カーボンニュートラル達成のため、岩石を粉砕・散布し、風化の過程(炭酸塩化)のもとで大気中...