アークレイ(本社:京都市)は、シンガポールの関連法人ARKRAY & PARTNERS PTE LTDを通じて、スタートアップ企業を対象にしたコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)業務「ARKRAY 4U(ARKRAY FOR YOU)」を昨年11月1日より開始している。
投資枠は、100億円を設定し、主に日本、アジア地域(インド・イスラエルを含む)の医療・健康関連スタートアップ企業/事業を対象とし、革新的な事業や技術の成長を全面支援する。
アークレイは、糖尿病検査のパイオニア企業として、1970年に世界で初めて簡易型血糖測定器の開発に成功。その後もHbA1cの測定を自動化した世界初の装置を開発するなど、40年以上にわたり、糖尿病療養とその指導にあたる医療現場へのサポート、患者のQOL向上に尽力している。
近年、医療業界においてもAIの活用やデジタル化等により新たな検査方法の誕生や利便性の向上など、技術革新のスピードは加速している。
一方、革新的な技術やサービスを展開しようとする多くのスタートアップ企業は、様々な理由から経営リソースの選択と集中を余儀なくされている。
「ARKRAY 4U」は、同社が全世界に保有する事業資産を通じてスタートアップ企業の成長速度をサポートし、より良い製品やサービスの社会実装を加速させるもの。
ARKRAY 4U(ARKRAY FOR YOU)の概要は、次の通り。
◆業務主体:ARKRAY&PARTNERS Pte. Ltd. (シンガポール)
◆投資枠:100億円
◆特徴:資金だけでなく、アークレイグループが全世界に保有する保有する有形・無形の事業資産も活用してもらうことでスタートアップ企業の成長を全面支援するプログラムを提供
◆投資対象事業:健康関連領域に関連する企業・事業