大日本住友製薬は10、2型糖尿病治療剤「ツイミーグについて、国内で16日より新発売すると発表した。本剤の発売は、日本が世界で初めてとなる。
同剤は、既存の経口血糖降下剤とは異なるテトラヒドロトリアジン構造を有する新しいクラスの経口血糖降下剤で、ミトコンドリアへの作用を介して、グルコース濃度依存的なインスリン分泌を促す膵作用と、肝臓・骨格筋での糖代謝を改善する膵外作用(糖新生抑制・糖取込み能改善)の2つのメカニズムにより血糖降下作用を示すと考えられている。
これまでに実施した国内臨床試験において、良好な有効性、安全性および忍容性に関するデータが得られており、2型糖尿病における単剤およびインスリンを含む他の血糖降下剤との併用によるすべての血糖降下療法において、幅広く使用される治療薬となる可能性がある。
同社は、糖尿病領域を国内営業重点領域の1つに位置付けており、作用機序の異なる複数の2型糖尿病治療剤を販売している。
薬価は、ツイミーグ錠500mg:1錠34円40銭。初年度の売り上げ目標は、初年度4億円、ピーク時143億円(2031年度)。