塩野義製薬は31日、7月1日付でDX推進本部新設などの組織新設・改編を実施すると発表した。組織新設・改編は、次の通り。
1.DX 推進本部の新設
デジタル技術を用いたヘルスケアソリューションの創出とその実現を支えるデータ活用およびIT/セキュリティ基盤の構築を担う機能として「DX推進本部」を新設する。経営戦略本部デジタルインテリジェンス部を編入し、経営戦略本部経営企画部およびヘルスケア戦略本部データサイエンス室の関連機能を本部傘下組織として再編し、「IT&デジタルソリューション部」および「データサイエンス部」とする。
2.医薬研究本部の改編
疾患の予防・治療に関する研究と診断・バイオマーカーに関する研究の連携をこれまで以上に強化するため、独立した組織であったバイオマーカー研究開発部を医薬研究本部に編入する。
3.医薬事業本部の改編
営業企画部の機能を再編し、医薬事業本部全体の業務改善・改革、統括を担う「営業企画室」および大学病院を中心とした基幹病院への活動を通じて疾患戦略の浸透を図ることを含む営業活動の企画・推進を担う「営業推進室」を新設する。
4.ヘルスケア戦略本部の改編
Commercial strategyを研究フェーズから市販後に至るまでグローバルで一貫したものにするために、ニュープロダクトプランニング部に疾患戦略部を編入・統合し、ヘルスケアサービスに関する総合的な戦略企画機能の更なる深化を図る。国内疾患領域毎の企画機能は「疾患戦略室」として、ニュープロダクトプランニング部の傘下組織とする。
5.海外事業本部の改編
海外事業と調達・供給戦略立案機能の業務連携を強化するため、経営戦略本部グローバルサプライチェーン戦略部を海外事業本部傘下の組織とする。
6.経営戦略本部の改編
中期経営計画STS2030の中核を為す活動である多様なパートナーとの協創をより戦略的に進めるため、海外事業本部事業開発部を経営戦略本部に編入する。
7.経営支援本部の改編
公正な企業活動を推進し、ガバナンスおよびコンプライアンス機能のさらなる充実を図るため、経営戦略本部経営企画部サステイナビリティ推進室を経営支援本部傘下に「サステイナビリティ推進部」として編入し、本部内組織との連携を深める。一方、内部監査機能の独立性をより明確な形とするため、内部統制部を全ての本部から独立した社長直下の組織とする。